三井住友銀行からメールのタイトル「【三井住友】お取引を規制しました」というメールが届きました。
これは本物なのでしょうか?偽物なのでしょうか?
慌てる前に、だまされる前に冷静になって見分けていきましょう。
三井住友銀行名義のメール「お取引を規制しました」のメールの内容
差出人:三井住友銀行 メールアドレス:SMBC_service@dn.smbc.co.jp
メールタイトル:【三井住友】お取引を規制しました
でした。
下の画像は、わたくしのところに届いたメールのキャプチャです。
これは・・ちょっとドキッとするタイトルですね。
メールを開いてみると以下のようでした。
下に記載されているメール文のURLはクリックしないでください
三井住友銀行SMBCダイレクトご利用のお客様
いつも三井住友銀行をご利用いただき、ありがとうございます。
お客さまのお取引を規制させていただきましたので、お知らせします。
規制内容は下記をご確認ください。
取引規制日時:2021/10/30 6:17:11
取引規制内容
・出金規制
・入金規制
以下へアクセスし、規制解除をしてください。https://www.smbc-login.co/
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発行:株式会社 三井住友銀行
東京都千代田区丸の内一丁目1番2号
登録金融機関 関東財務局長(登金)第54号
加入協会 日本証券業協会
一般社団法人金融先物取引業協会
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
本メールの内容を無断で引用、転載することを禁じます。
上記に掲載されているURLのドメイン 「.co」は調べてみますと、コロンビアに割り当てられているドメインでした。
三井住友銀行でコロンビア??という点で疑問ですよね。
ちなみに三井住友銀行のサイトのURLは「https://www.smbc.co.jp/」です。
企業でよく使われているドメイン「co.jp」ですが、「.co」だけでも脳内で「 co.jp 」と見えてきてしまうのですよね。
ちなみにクリックしてはいけないと思いつつも調査のために上記のURLをクリックしてみましたが、表示されませんでした。
メール内の住所はどこ?あっているのか?
メール内に記載のあった住所「 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 」を調べてみました。
はい。この住所は確かに三井住友銀行のものでした。
記載された住所に間違いはないようです。
関東財務局長(登金)第54号 はあっているのか?
メール内に記載されている「 関東財務局長(登金)第54号 」を調べてみました。
金融庁のページが出てきて、こちらも「三井住友銀行」で間違いありませんでした。
株式会社三井住友銀行 はあっているのか?
メール内にある「 株式会社三井住友銀行」とありましたが、これはあってるのでしょうか?
はい。こちらも正しいです。もしかして前株ではなく、後ろ株?とも疑いましたが、これもあっています。
三井住友銀行を名乗るメールの正体まとめ
上記を踏まえて、もしかして本物のメールなの?乗っ取られたの?と不安になられる方もいるかもしれませんが、その必要はありません。
なぜなら、このメールが届いたわたくし自身、三井住友銀行の口座を持っていない者だからです。
はい、三井住友銀行の口座を持ってないので、ログインのしようがありませんし、このメールが届いても「迷惑メールだ」と確信できるわけです。
もし、あなたがこういったメールを受け取って、慌てる前に、ちゃんとご自分が「三井住友銀行の口座を持っているのか」「最近、取引をしたのか」ということを冷静になって考えてみてください。
そして、迷惑メールかどうかを見極める方法として、記載されている「ドメイン」です。
ドメインが怪しかったり、日本語が怪しかったら、相手にしないこと。
こういったメールを受け取って、黙っていても、本当に何かがあったら「銀行から何かしらの別のアクション」があるはずです。
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